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テラスカイの経費申請サービス「mitoco Work 経費」、電帳法対応などを行った新版を提供

 株式会社テラスカイは1日、Salesforceをプラットフォームとする経費申請サービス「mitoco Work 経費」をバージョンアップし、「同 V2.0」として提供開始したと発表した。電子帳簿保存法への対応に加えて、経費精算を効率よく行うための機能改善を数多く実施しているという。

 テラスカイでは、Salesforceプラットフォーム上で動作するさまざまなサービスを「mitocoシリーズ」として提供しており、そのひとつとして、経費精算システムのmitoco Work 経費をラインアップしている。

 今回の新版では、まず、mitoco電子帳簿保存法対応オプションと連携し、mitoco Work経費で利用する領収書等の保存について、電子帳簿保存法の保存要件に対応した。これにより、領収書等の原本保管が不要になる。なお、同機能は有料オプションとして提供される。

 使い勝手の改善については、経費明細一覧のレイアウトおよび操作性の改善を行った。日付項目のインライン編集や、経費種別のインライン編集を行いやすくしたほか、添付ファイル列を追加により、経費明細一覧から添付されたファイル名を確認できるようにしている。また添付ファイルのアップロードは、従来はファイルのプレビュー画面を経由して行う必要があったが、アップデート後は、追加ボタンをクリックすると、ファイルのアップロードメニューが表示されるようになった。

 さらに、出張申請および交通費申請で既存の明細をコピーして使用する際、経路検索機能を使用して金額を確定した明細(緑のチェックマーク付き)をコピーすると、日付を修正したタイミングで、自動で経路再検索を行う機能を追加した。コピー元の金額と再検索した金額が同額であれば、検索済みを示す緑のチェックマークが付与される。これまでは、通勤ルートなど同じ経路を複数日登録する場合、経路検索を都度行う必要があったものの、このアップデートにより、金額が一致している場合は再度の検索が不要になる。

 加えて、経費明細作成前に、領収書等ファイルを事前にアップロードできる画面を追加した。すぐには経費明細を作成できない場合に、あらかじめファイルをアップロードしておいたり、大量のファイルアップロードが必要な場合にまとめてアップロードしたり、といった用途で利用できるとのこと。

 このほか、Salesforceモバイルアプリからファイルを事前にアップロードする機能を追加しました。モバイル端末で領収書等を撮影してアップロードしておき、後日経費明細に添付して申請する、といったことが可能になる。