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freeeサイン for Salesforceがアップデート、Salesforceフローを用いた独自カスタマイズが可能に

文書の一括作成、freeeサインに保管されているファイルの取り込みなどにも対応

 freeeサイン株式会社は1日、電子サインソリューション「freeeサイン」で提供しているSalesforceとの連携プラン「freeeサイン for Salesforce」において、5つの新機能を追加したと発表した。

 freeeサインは、契約書作成依頼、作成、レビュー、締結、保管といった一連の契約業務をオンライン上で行える、クラウド型の電子契約サービス。その一プランとして、案件の管理から文書送信、保管/管理が、Salesforce上で一気通貫して行えるfreeeサイン for Salesforceを提供している。

 今回の機能強化では、まず、Salesforceフローで利用可能なfreeeサイン文書操作アクションが追加された。この機能を活用すると、申込書など要確認アクションが不要な文書の場合に同アクションをスキップし、契約を自動締結できるようになる。またSalesforceフローを活用して、テンプレート文書の作成から送信の自動化など、自社の利用シーンに合わせた独自のカスタマイズを行えるという。

 2つ目の「文書レコード一括作成」は、申込書や契約更新など同じテンプレートを使って大量の文書を作成したい場合に、顧客や商談を複数選択し、一括で文書レコードを作成できるようにする機能。人材派遣業の契約更新時や、介護・保育施設の入所手続き書類など、一度に大量の文書作成をする場合に効果的とのこと。

 3つ目は、freeeサインに保管してある各種ファイルの取り込み機能。従来、freeeサイン for Salesforceで保管されるファイルは、freeeサイン for Salesforceで作成された文書のみだったが、この機能により、freeeサインに保管してある締結済PDFファイルを取り込めるようになった。取り込んだファイルはSalesforce商談や取引先へ関連付け可能だ。

 このほか今回は、相手方から文書が戻ってくる際に、添付された本人確認書類等の添付ファイルをSalesforce側に取り込む機能の追加と、これまで1週間固定だった署名有効期限の、選択式(1週間、2週間、4週間)への拡充が行われた。

 freeeサイン for Salesforceの料金は、初期費用が20万円(税別)から、Salesforce連携利用料が月額2万5000円(税別、年払い契約時)から。また別途、freeeサイン LightPlus~ProPlusプランの契約が必要となる。