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日立システムズ、マルチクラウド環境を効率的に構築・運用するためのソリューションを「Gateway for Business Cloud」として体系化

 株式会社日立システムズは16日、マルチクラウド環境を効率よく構築・運用するために必要なサービス群をまとめ、マルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」として体系化したと発表した。

 Gateway for Business Cloudは、企業がマルチクラウド環境を効率よく構築・運用するために必要な各種サービスを体系化したもの。セキュリティ構築・監視・運用を提供する「セキュリティ分野」、ネットワークを含めたマルチクラウド環境の構築・監視・運用を提供する「クラウド・ネットワーク&データセンター・IT運用分野」、業務運用を支援する「コンタクトセンター&BPO分野」の3分野で、体系化されたマネージドサービスを提供する。これにより企業は、これまで以上に適切なサービスをスムーズに選択できるようになるほか、クラウド構築やセキュリティ強化などに関して、導入期間の短縮が見込めるとした。

 また、業種・業界ガイドラインに準拠したサービスパックを用意しており、企業これを選択することで、各種ガイドラインに準拠したモダナイゼーションを実現しやすくしている。同社では今後も、医薬・ヘルスケア、自治体、社会・公共、製造業を中心に、サービスパックの拡充を図る考えだ。

 加えて、蓄積された業務データやマルチクラウド環境の運用データ、セキュリティ分析に基づいた改善を支援。これにより、導入後もマルチクラウド環境や運用、業務を継続して改善を図れ、クラウド利用価値の向上が見込めるとしている。今後も、AI技術などを活用し、データ分析と将来予測に基づく改善提案を行うサービス強化を図るとのこと。

 なお同社では、これまで提供してきたセキュリティソリューション「SHIELD」、ネットワークソリューション「NETFORWARD」については、Gateway for Business Cloudのもとで体系化し、さらなるサービス強化を行うとしている。