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バッファローの法人向けNAS「テラステーション」、確実なデータ消去を可能にする新機能を提供

 株式会社バッファローは1日、法人向けNAS「テラステーションシリーズ」において、確実なデータ消去を実現する「ドライブ廃棄 データ消去機能」を提供すると発表した。同機能が利用可能になる新ファームウェアを、同日より提供開始する。

 ドライブ廃棄 データ消去機能は、OS等からのアクセスが不可能な領域も含めたドライブ全体に一定パターンを書き込むことで、データの上書き消去を行う機能。米国国立標準技術研究所(NIST)が定める3段階のデータ消去レベルのうち、研究所レベルの攻撃に対して耐えられるレベルの“Purge(除去)”に対応する。また、一般社団法人データ適正消去実行証明協議会(ADEC)の認証を取得しており、確実なデータ消去と復元困難な状態を第三者機関が証明するとした。

 なお公共団体では、総務省公表の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に準じてデータ消去を行うことが強く推奨されているが、今回の新機能では、令和4年3月版の同ガイドラインに対応した方式でデータ消去が可能なため、官公庁への導入にも適しているとのこと。

 今回対応する製品は以下の通り。

・TS6000シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.74以降)
・TS5010シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.44以降)
・TS3010シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.44以降)
・TS3020シリーズ(対応ファームウェア:Ver.5.44以降)

 TS5020シリーズは後日のファームウェアアップデートにて対応する予定だ。