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NTTデータとAnaplan、マルチエンタープライズコラボレーション領域のサービスを共同展開

企業・拠点間をまたぐ大規模データを活用した計画策定・意思決定を支援

 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下、NTTデータ)とAnaplan Japan株式会社は26日、マルチエンタープライズコラボレーション領域における提携を強化し、共同での新たなサービスの開発および、それに伴う人材育成やマーケティング面でのシナジー創出を目指すと発表した。

 Anaplan Japanでは、これまで単一企業内における予算策定、需給調整などの計画・実績管理業務を中心に、提供範囲を拡大してきた。今回、NTTデータが提供する企業間や業務プロセス間での情報活用を推進するプラットフォーム「iQuattro」と連携することで、これまで難しかったサプライチェーンの大規模データを効果的に収集・蓄積・活用することを可能とする。

 当該領域では、複数企業やユーザーがさまざまなタイミングでデータを入力、情報を参照するため、入力データの確認や前処理、参照時のデータアクセス制御や開示範囲の設定が必要となる。これらの機能を、iQuattroが提供するデータ処理・連携機能を活用することで実現する。データの正確性と頻度・精度を向上することで、各企業は計画策定業務に集中でき、Anaplanが持つ柔軟性を担保した上で、よりスピーディかつセキュアなサービス提供を可能にする。

 これにより、企業の持続可能なサプライチェーンの構築を加速し、さらには昨今重要性の増しているGHG排出量の可視化なども含めた、サステナビリティ経営を推進するための各種対応も迅速に対応可能になるとしている。

 両社は、提携強化により、Anaplanが持つ計画策定の強みを保持しつつ、iQuattroのデータ処理・連携機能を活用することで、より多くのサプライチェーンでの利用を両社で推進すると説明。各企業が直面する「持続可能なサプライチェーンの構築」を支援するとともに、さらに今後は日本での実績をベースとして、グローバルへの展開を進めていくとしている。