ニュース

NTTデータ、デジタルサプライチェーンの実現に向けた支援サービスを提供

 株式会社NTTデータは17日、企業間でのサプライチェーンの情報をデジタル化し、新たな共創関係を構築する、iQuattro「サプライヤーコラボレーションサービス」を、株式会社クニエ(以下:クニエ)と共同で提供開始した。

 サービスでは、組み立て製造業、小売業、商社などのサプライチェーン全体での情報活用を目指す企業を支援する。特に、上流サプライヤーとの連携に関する課題と対策を複数のユースケースとして準備し、構想策定・企画検討からサプライヤー参画促進、効果検証、プラットフォーム構築・導入までトータルで支援する。

 これらの支援により、サプライチェーン全体での需要/供給の最適化、在庫可視化、リスク管理、意思決定の最速化/高度化をはじめとしたサプライヤーコラボレーションを可能とする。また、プラットフォームでは、自社情報とサプライヤー情報を適切なセキュリティ/権限管理に基づき相互に共有する仕組みを構築することで、企業間での情報連携を実現する。

サプライヤーコラボレーションサービスにおける対象スコープ

 サービスでは、各社の検討状況に合わせて、2種類の導入プロセスを設定。「新規策定型」は、進め方や作戦を新規に策定して進めていく方法で、企業が置かれている状況や他社に比べた現在地の把握、目指す姿の定義をしながら、ロードマップ/実行計画を策定して進めていく。

 「クイック検証型」は、既存のモデルを活用しながら、サプライヤーコラボレーションの価値/実現後の業務イメージを体感するところから始めていく方法で、価値検証ではNTTデータが提供するiQuattroのサプライヤーコラボレーショントライアルパックを提供。効果/価値を確認した上で、段階的にサプライヤーの参画促進や本番導入を進めていく。

 全体戦略の策定をNTTデータとクニエの両社で行い、NTTデータは戦略に即したプロジェクトマネジメント、サプライヤー参画の促進、最適なテクノロジー、ソリューションの選定・導入などを実施。クニエは現状業務の把握や業務改革の推進などSCMコンサルティングのプロフェッショナルとして、企業のサプライチェーン改革をリードしていくとしている。