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CTCが「定着化支援サービス for Salesforce」を提供、ヘルプデスクや運用サービスで営業プロセスの継続的な改善を支援

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は25日、自社へのSalesforce定着を目指す利用企業を支援するため、「定着化支援サービス for Salesforce」を提供すると発表した。株式会社SHIFTと共同で、システム管理者向けにヘルプデスクと運用サービスを提供し、営業プロセスの継続的な改善をサポートするという。

 定着化支援サービス for Salesforceは、Salesforceの導入後に発生した機能や運用上の課題を解決して、営業プロセスの改善を継続的に支援するサービス。社内の利用者からの設定変更依頼、問い合わせに対応するヘルプデスクと、システム管理者の業務を代行する運用サービスを提供し、Salesforceの利用定着を支援する。

 運用サービスでは、ユーザーのアカウント管理やシステム環境の管理に加え、定期的なバージョンアップに関する情報提供、現行システムへの影響調査・検証などのメニューを用意した。また、サービスメニューごとに細かく価格が設定されており、利用企業の運用や要望に応じ、柔軟に組み合わせて利用できるため、専任のエンジニアがシステム全体のサポートを行う従来の方法に比べ、投資を抑えたスモールスタートが可能とのこと。

 具体的なサービスメニューとしては、システム管理者や利用者からの個別問い合わせに対応する「ITヘルプデスクサービス」、業務改善施策として要望の上がった要件などをノンプログラミング開発で実装する「設定支援サービス」、システム管理者業務を代行する「Salesforceアドミンサービス」、現行の環境に大きな影響を与える可能性があるリリース情報を提供する「メジャーリリース支援リリース情報提供サービス」、操作マニュアルや業務マニュアルの作成を行う「マニュアル作成サービス」などをラインアップする。

 さらに、システム負荷や運用上の問題を可視化し、定着化支援サービスの最適な組み合わせを提案する「Salesforce活用成熟度測定コンサルティングサービス」も用意された。

 参考価格例(税別)は、ITヘルプデスクサービスが月額27万円(月間20時間から)、設定支援サービスが月額40万円(同)、メジャーリリース支援リリース情報提供サービスが年額27万円から、Salesforce活用成熟度測定コンサルティングサービスが個別見積もりなど。

 なお、CTCでは2008年からSalesforceを提供しており、コンタクトセンター向けの顧客管理や製造業向けの製品情報の管理など、各企業の業務に合わせて導入してきた実績を持つ。今回の新サービスでは、導入前のコンサルティングから設計、構築、独自アプリケーションの開発、ほかのクラウドサービスとの連携などで培ったノウハウを活用し、Salesforceの活用をトータルでサポートするとしている。