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凸版印刷、物流業務のデータを集約・可視化する「LOGINECTデータ可視化」を提供
2023年1月23日 15:36
凸版印刷株式会社は23日、物流業務の課題解決をDXで支援する物流DXソリューション「LOGINECT(ロジネクト)」の提供を開始すると発表した。第一弾として、物流業務において発生する複数のデータを集約して分かりやすく可視化する「LOGINECTデータ可視化」を開発し、2月に提供を開始する。
LOGINECTデータ可視化は、物流業務において発生する倉庫内在庫や出荷実績、輸送車の積載量などのさまざまなデータを集約し、可視化できるサービス。
分析を実施するためのデータ収集・変換・蓄積といった、煩雑で時間のかかる工程を自動化することで、ユーザーはデータ探索や分析に集中できる。また、標準フォーマット化したデータをクラウド上で一元管理できるため、組織間や担当者間で容易なデータ共有と議論が可能となり、分析精度の向上を支援する。
物流業務の全体像と、出荷・在庫・配送など各業務の運用状況を、コスト・生産性を中心とした豊富な物流KPIで計測可能。各KPIは内容ごとに分かりやすいビジュアルを用い可視化することで、分析作業の効率化を支援する。
国や業界団体が設定している50種類以上の物流業務の管理項目に基づき、データやダッシュボードのレイアウトを標準化し汎用サービスとして提供。個別開発が不要なため、初期の導入コストを抑えながら、物流状況の分析開始までにかかるスピードを短縮する。
また、LOGINECTデータ可視化は、サービス提供開始に先立ち、株式会社資生堂が実施している物流データの利活用実証実験に採用されているという。
LOGINECTデータ可視化の価格は、ミニマムプラン(1年限定プラン)が月額7万5000円(ユーザー数:2、拠点数:1、自由分析:不可)、スタンダードプランが月額15万円(ユーザー数:5、拠点数:複数拠点可、自由分析:不可)、プロフェッショナルプランが月額30万円(ユーザー数:5、拠点数:複数拠点可、自由分析:可)。
凸版印刷は、LOGINECTデータ可視化を、消費財メーカーを中心にさまざまな企業に対して提供し、2024年までに30社への導入を目指す。また、今後は物流DXソリューション「LOGINECT」において、RFIDを活用したタグなどのIoTソリューションや、グループ会社であるアイオイ・システムが提供する倉庫内のデジタルピッキングシステムなどとも連携した、庫内従事者の稼働状況やモノのトレーサビリティの可視化、AIを活用した機械学習による物流業務の自動分析などのラインアップを拡充していくとしている。