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クラウド型会計システム「マネーフォワード クラウド会計Plus」、請求書受領クラウド「バクラク請求書」とAPI連携

 株式会社マネーフォワードは、中堅企業・上場企業向けのクラウド型会計システム「マネーフォワード クラウド会計Plus」と、株式会社LayerXのクラウド型請求書受領システム「バクラク請求書」が、2023年春よりAPI連携すると発表した。また12月21日より、API連携機能の先行体験ユーザーを募集している。

 マネーフォワード クラウド会計Plusは、マネーフォワードが提供しているクラウド型会計システム「マネーフォワード クラウド会計」をベースに、仕訳承認機能や仕訳更新履歴機能などの内部統制機能を追加した、中堅企業・上場企業向けのクラウドサービス。企業の信頼性を保つために必要な、内部統制の効率化を支援するという。

 一方のバクラク請求書は、請求書特化のAI-OCRと会計システムへのシームレスな連携により、手入力ゼロの請求書処理を実現するクラウド型請求書受領システム。仕訳データや振込データも自動で生成できるほか、電子帳簿保存法、インボイス制度にも対応するとした。

 両クラウドサービスは、従来もCSVインポートによるデータ連携を行えたが、利用するために初期設定を行う必要があるなど、手間がかかる部分が残っていたという。しかしAPI連携を開始することにより、バクラク請求書内に設置されたボタンをワンクリックするだけで、マネーフォワード クラウド会計Plusのマスタデータ(勘定科目/補助科目、税区分、取引先、部門)を、バクラク請求書に取り込み可能となった。

 同一のマスタデータを使用することで、受領した請求書データをよりスムーズに会計システムに取り込めるようになるので、初期設定の手間や手作業によるミスを削減できるとしている。