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マネーフォワード、連結決算業務の効率化を支援する「マネーフォワード クラウド連結会計」を提供

 株式会社マネーフォワードは21日、グループ経営を行う成長企業に向け、連結決算業務の効率化を支援するクラウドサービス「マネーフォワード クラウド連結会計」を提供開始すると発表した。

 マネーフォワード クラウド連結会計は、グループ各社のデータ収集やファイル管理を効率化し、経営状況をリアルタイムに可視化するクラウド型の連結会計システム。クラウドサービスならではのメリットを生かし、多拠点での同時編集が可能なほか、いつでもどこでも情報の確認を行え、グループの数字状況を迅速に把握できるという。また、シンプルで使いやすいメニュー・表示設計を採用しており、グループ会社間での調整やコミュニケーションコストを削減するとした。

 加えて、自社の会計サービス「マネーフォワード クラウド会計Plus」とAPI連携し、ワンクリックで個別財務諸表の収集を行う機能を搭載。同サービスを利用していない場合でも、Excelファイルのインポート機能を備えており、さまざまな会計システムから、貸借対照表や残高試算表といった個別財務諸表データを取り込める。インポートしたファイルの履歴は一覧表示を行えるほか、過去のファイルをダウンロードする機能も備えた。

 さらに、グループ各社の勘定科目を連結の統一科目に変換してインポートできる点も特徴で、新規の勘定科目がハイライトされ、変換先の統一科目がサジェストされるので、変換先の確認をするだけでデータの登録を行えるとしている。

 このほか、連結仕訳の種別ごとに管理する機能を備えた。連結仕訳の一覧から、資本連結、内部取引消去、未実現利益消去などの種別単位で表示できるほか、種別単位でのExcelファイルのインポートにも対応するので、それぞれ担当者を分けて利用することも可能だ。

 連結精算表では、連結科目別、単純合算、連結仕訳を一覧表示でき、「単純合算」からグループ各社の財務諸表を確認したり、「連結仕訳」から各種別の仕訳一覧を確認したりすることが可能。連結精算表データはCSV形式でダウンロードを行える。