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日立ソリューションズがMRデバイス「HoloLens 2」を販売開始、さまざまな業務向けのソリューションも提供

 株式会社日立ソリューションズは19日、MicrosoftのMixed Reality(MR:複合現実)デバイス「Microsoft HoloLens 2」のソリューションバンドル販売パートナー契約を7月1日に締結し、HoloLens 2を12月19日から販売開始すると発表した。また導入支援や、他のアプリケーションと組み合わせたソリューション提供なども行うとのこと。

 HoloLens 2は、現実世界の上に仮想映像を重ねて利用可能にするMRデバイス。デバイスそのものがWindows 10を搭載する“ホログラフィックコンピュータ”であり、多くのアプリケーションを利用できるため、建設や製造、医療、サポートをはじめ、さまざまな現場で活用されているという。

 今回日立ソリューションズでは、このHoloLens 2の導入支援に加え、デジタルツインによる建物や設備の維持管理作業などの保守業務の効率向上、生産現場におけるIoTやAR/VRの活用支援など、企業のニーズに合わせたアプリケーションを構築し、ワンストップで提供する。これにより、MR/AR技術を導入する企業の管理業務の負荷を低減するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の早期実現に貢献するとしている。また、日立ソリューションズアメリカと連携し、最新の活用方法の研究・調査にも取り組んでいるとのこと。

 提供する具体的なソリューションとしては、PTCのPLM製品「Creo Windchill」、AR活用ソフトウェア「Vuforia」などを中心に、全社横断的なエンジニアリングチェーンの構築から、IoT、AR/VRなどにつなげるソリューションや、Microsoft Dynamics 365 Remote AssistとHoloLens 2を組み合わせ、フィールドの技術者をリモートからサポートする保守業務効率化ソリューションなどを例として挙げている。