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グレープシティ、Web上で帳票を作成/編集できるデザイナ機能をを強化した開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 16.0J SP1」

 グレープシティ株式会社は5日、Visual Studio上で帳票アプリケーションを開発できる、.NET開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 16.0J」のサービスパック「SP1」を、10月12日にリリースすると発表した。

 ActiveReportsは、レイアウトや書式といった外観デザインの設定からデータ接続、印刷およびPDFへの出力設定まで、帳票開発に必要な機能を備える.NET開発コンポーネント。「セクションレポート」「ページレポート」「RDLレポート」の3つの帳票デザイン方式を採用し、日本の帳票開発に求められる生産性と柔軟性を満たせるという。

 今回のサービスパックSP1では、Web上で帳票の新規作成および変更を行えるデザイナアプリケーションを作成できる「Webデザイナコンポーネント」を強化した。まず、ActiveReportsユーザーに多く利用されているデザイン方式「セクションレポート」に対応する。

 さらに、「データセットテンプレート」機能の追加により、あらかじめ定義したデータセットをテンプレートとして読み込んで使用できるようになった。開発者がシステムでよく使われる帳票データをデータセットとして用意しておくことで、システム利用者が帳票を新規作成する際に、データ接続部分の構築にかかる手間を削減し、よりスピーディな帳票レイアウトの作成が可能となる。

Webデザイナの強化-データセットテンプレート

 また、Webデザイナでのデザイン時に、ルーラーを表示できるようになり、操作性を向上。そのほか、長期署名(PAdES)に対応したPDFの作成や、.NET Frameworkの最新バージョン(4.8.1)への対応などを行っている。

長期署名(PAdES)に対応したPDFの作成

 製品の価格は、最上位エディション「ActiveReports for .NET Professional」の1開発ライセンス価格が30万8000円(税込)。購入から1年間、テクニカルサポートとフリーアップグレードの利用が可能となる保守サービスが付属する。