MIND、顧客のセキュリティライフサイクル全般を支える「サイバーフュージョンセンター」を設立

　三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社（以下、MIND）は29日、顧客のセキュリティライフサイクル全般を支える「MINDサイバーフュージョンセンター」を10月1日付けで設立し、新たにサイバー攻撃に備える顧客体制をサポートするメニュー「CSIRT運用支援サービス」の提供を開始すると発表した。

　MINDサイバーフュージョンセンターでは、マネージドEDR（端末監視）サービスや、標的型攻撃対策サービスなどのSOCサービスの領域（特定・防御・検知）に加え、CSIRT領域（復旧・対応）までを支援するサービスを提供する。インシデントの予防から、インシデントが発生した場合はクローズまでの対応を支援し、必要に応じてフォレンジック調査（オプション）までワンストップで提供する。

　また、MINDサイバーフュージョンセンターでは、企業のCSIRTが実施する、サイバー攻撃の動向把握や脆弱性の情報収集、社内システムのセキュリティ検査・管理、社員のセキュリティ教育などの日々の業務を支援する。こうした業務の遂行を支援するサービスメニューをそろえ、顧客に最適となる形で業務のアウトソーシングを実現する。

　MINDがこれまで、大手製造業や大手金融機関向けに培ってきた、多数の運用ノウハウをサービス化しており、MINDのICTインフラサービス、他社セキュリティサービスとの連携も行うことで、これまで以上に幅広い顧客にサービスを提供する体制を整えると説明。顧客の現状・課題に応じた提案を行い、高度なセキュリティ対策を利用できるようにするとしている。

　提供サービスのうち「MINDセキュリティソリューション CSIRT運用支援サービス」は、顧客のCSIRT業務を支援し、インシデント対応や日々の運用をサポートするサービス。価格は月額10万円から。「MINDセキュリティソリューション フォレンジック調査サービス」は、顧客の端末に残るサイバー攻撃の痕跡を解析し、過去から現在までに発生したサイバー攻撃の有無と影響範囲を報告するサービス。価格は規模見合いにより変動。MINDでは、今後も順次サービス範囲を拡大していくとしている。