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MIND、社内ネットワークの脅威を検知するNDRの導入・運用サービス「マネージドNDRサービス」を提供

 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(以下、MIND)は28日、ネットワーク全体の振る舞いを分析し、既知だけでなく未知の脅威もリアルタイムに検知できる、NDR(Network Detection and Response)の導入および運用を一貫して提供するサービス「マネージドNDRサービス」を、7月3日に販売開始すると発表した。

 MINDでは、企業のIT環境が複雑化・多層化する中で、構成ネットワークの管理負荷増大や、システムの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が増加するなど、多くのリスクや課題が顕在化しており、これらに対応するためには、社内ネットワークで何が起きているのか可視化・分析し、セキュリティリスクが高い“普段とは異なる挙動”を検出する、NDRの導入が不可欠だと説明。こうした組織に向け、NDRの導入検討から運用までをワンストップで提供する、マネージドNDRサービスを提供するとしている。

 マネージドNDRサービスは、顧客の環境を調査分析することで最適な構成を提案し、NDR導入検討から構築・運用までワンストップで対応する。サービスを構成するNDR機器は、既存ネットワークには影響を与えないパッシブ方式かつ顧客端末での作業なども不要で、MINDから機器をレンタル提供するメニューも用意し、既存構成の変更を最小限としながら、初期投資を抑えて短期間でサービス導入を可能とする。

 また、NDRの運用では、大量の検知アラートから真に脅威があるものを特定する必要があり、サービスではMINDのセキュリティ専任スタッフが、24時間365日体制で顧客ネットワークを見守る“MINDサイバーフュージョンセンター” が、検知アラート対応や昼夜問わず発生するセキュリティインシデントに対し、迅速な対応を行う。これにより、顧客の日々のセキュリティ運用業務負荷を抑えつつ、高度なセキュリティ対策を可能にする。

 サービスは、ネットワークトラフィックの振る舞いを学習し、シグネチャに依存せずサイバー攻撃を検知できる。ローカル環境での学習データだけでなく、グローバルでの検知データも組み合わせた分析を行うため、高精度の脅威検知を実現。これにより、境界型セキュリティ対策をすり抜け、社内ネットワークに侵入したサイバー攻撃を見逃さず、顧客の被害が拡大する前に対処することが可能となり、セキュリティ維持・向上を実現する。

 マネージドNDRサービスの参考価格は、導入費用が250万円から、運用費用が月額20万円から。別途、機器・ライセンス費用が必要。