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三菱電機、情報システム・サービス事業の子会社を再編 各社の得意領域に特化した事業体制へ変更

 三菱電機株式会社は5日、2020年4月1日付けで情報システム・サービス事業の子会社を再編すると発表した。

 現在、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)、三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(以下、MIND)および株式会社三菱電機ビジネスシステム(以下、MB)の3社に分散する類似事業を統合。各社の得意領域に特化した事業体制に再編するという。またこの施策に伴い、MBの社名を「三菱電機ITソリューションズ株式会社」に変更するとともに、資本金を4億円から10億円に増資し、財務基盤を強化する。

 具体的な再編内容としては、まず、MINDが所有する金融業向けシステム事業をMDISへ移管・統合し、大規模システムにおける設計から構築・運用まで、一気通貫で対応できる体制を整備する。

 またMINDは、MDISが所有する三菱電機グループ向けアプリケーションサービス事業を移管・統合。同グループ向けアプリケーションサービスの提供窓口を一本化し、経営を効率化するとした。

 さらに三菱電機ITソリューションズには、MDISが所有する製造業、流通・サービス業向けパッケージソリューション事業を移管・統合し、パッケージソリューションの製販一体化を実現。製品競争力や顧客への提案力を向上させる考えだ。