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CData、主要ドライバーの機能追加やAPIバージョン対応などを行った「CData Drivers」のV22をリリース

 CData Software Japan合同会社(以下、CData)は20日、250種類以上のSaaS/クラウドデータベースとのデータ連携をシンプルにする「CData Drivers」のV22をリリースした。

 CData Driversは、250種類以上のSaaS/データベースに対して、扱いやすいODBC、JDBC、ADO.NETをはじめとする標準接続インターフェイスを提供するコネクタライブラリ群。

 V22のリリースでは、ドライバープロパティの階層化によるユーザビリティ向上などのUI改善や、Salesforce、kintone、BigQueryなど主要ドライバーでの機能追加、Google Analytics GA4対応など既存製品のAPI追従、新データソースの追加などを行った。

 SaaSデータソースへの接続には、Basic認証、OAuth、クライアント証明書など、一つのサービスへのアクセスでも複数の認証方法がサポートされている。また、接続プロパティでさまざまなドライバー機能の制御を行っている。V22では、プロパティの表示・非表示が動的にコントロール可能になり、プロパティ設定が圧倒的に簡単になった。

 また、トライアル版と製品版はこれまで、別のインストールパッケージとなっていたが、V22からは同じパッケージになり、トライアル版に製品版ライセンスを登録することで、製品版として利用が可能になった。

 プラットフォームについても、Visual Studio 2022、.NET 6、EntityFramework Core 6.0をサポートしたほか、ODBC Drivers (Mac) およびPython ConnectorsでのMac M1のサポート、Python ConnectorsでのPython 3.10のサポート、RAD Studio 11 Alexandriaのサポートなどを行った。

 個別のSaaS、データベース、ストレージなどのデータソースに対する機能追加では、Salesforceではストアドプロシージャでダウンロードしたデータをメモリ上に保持、メタデータの取得とデプロイ、API Limitのステータスを取得、OAuth JWT認証をサポート。サイボウズkintoneでは、フィールド名としてコードを使用、ページサイズの指定が可能になった。Google BigQueryでは、データ挿入時にGCSへのステージングをサポート、バッチ更新・削除、マテリアライズドビューのサポート、スナップショットテーブルのサポート、ALTER TABLE文・MERGE文のサポートなどを行った。

 対応APIのバージョン変更にも追従し、Salesforce Pardot API V5、Google Analytics GA4、Elasticsearch OpenSearch 2.0、NetSuite API 2022.01、Twitter Ads API V11などをサポートした。