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NTT Comの経費・交通費精算サービス「SmartGo Staple」、仮想的なプリペイドカード「バーチャルカード」機能を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は25日、経費・交通費精算サービス「SmartGo Staple」において、仮想的な法人用プリペイドカードである「バーチャルカード」を提供開始すると発表した。また同時に、従来の法人用プリペイドカードに比べてよりセキュアでスピーディに使用できる「ICチップ搭載カード」の提供も開始する。

 SmartGo Stapleは、モバイルSuicaおよび法人用プリペイドカード(Stapleカード)と連動して経費精算業務を自動化するサービス。StapleカードをモバイルSuicaに登録し、電車に乗るだけで交通費の申請が自動で完了するほか、Stapleカードでの支払いについても、領収書の写真やキャプチャをアプリで送信するだけの簡便さで経費の申請が完了するという。

 今回は同サービスにおいて、仮想的な法人用プリペイドカードであるバーチャルカードを提供開始する。仮想的なカードであるため、経費精算業務において物理的なカードが不要となり、支払いから申請までをスマートフォンで完結可能なほか、物理的なカードの紛失リスクを回避できる点もメリット。さらに、貸し出しや保管など管理運用に伴う稼働が軽減され、総務や経理の担当が、領収書の管理や立替払いの処理、法人カードの管理・配送をするための出社が不要になるとした。

 また、利用希望者にオンラインで即時発行できるので、従業員の増減にも素早く対応可能。交通費や実店舗の支払い、ネットでの支払いなど、あらゆるシーンに対応できるという。

 一方、新たに提供する物理カードのICチップ搭載カードは、従来の磁気カードに比べてセキュリティが向上し、より安心安全に利用可能。サインレス決済やタッチ決済にも対応するため、支払いをスムーズかつ迅速に行えるようになるとしている。

 SmartGo Stapleの月額料金は、単体版が1IDあたり660円(税込)、セット版が1IDあたり1100円(税込)。発行手数料は、バーチャルカードが無料、ICチップ搭載カードが880円(税込)となっている。