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エムティーアイ、NTT Comなどが提供する経費・交通費精算サービス「SmartGo Staple」を採用

全社的な経費精算業務の効率化を実現

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とクラウドキャスト株式会社は16日、コンテンツ配信事業を展開する株式会社エムティーアイが、経費・交通費精算サービス「SmartGo Staple」を採用したと発表した。エムティーアイはこれにより、全社的な経費精算業務の効率化とさらなるテレワークの推進によるDX化を実現したという。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対応するため、エムティーアイではいち早くテレワークを導入したものの、経費精算業務においては紙面による領収書の原本提出やスキャン作業が必要であり、テレワークの阻害要因となっていた。また、経費申請データの確認作業や立替払い処理、交通費申請などの業務は以前から負担となっており、700人を超える従業員が本来の業務により集中するための、業務プロセス改革が求められていたとのこと。

 こうした状況を改善するために、同社の社内各部門では、さまざまな改善を検討していたものの、既存のシステムを前提に個別最適化された業務が残っていることから、全体最適の観点で業務プロセスを大幅に変えることは難しかったという。

 そこで同社は、経費精算業務プロセスを根本的に改革するため、「SmartGo Staple」を採用。エムティーアイの経理部では、領収書のスキャン作業を100%削減できたほか、紙の業務も9割削減され、ペーパーレス化が達成されたとした。さらに立て替えがなくなったことにより、従業員への振り込みの業務負荷や振込手数料の削減も実現している。

 一方では、従業員の負荷も軽減された。移動が多い従業員は、経路を調べて入力する作業や申請などに週に1回30分程度、月2時間程度の時間を割いていたが、モバイルSuicaとの連携によって利用経路が自動入力されるため、経費申請が月に1回40分程度になり、作業時間を約7割削減。本来の業務に集中する時間を確保したり、他の業務へ稼働を割いたりできるようになったとのことだ。