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エクイニクスとネットアップ、ハイブリッドクラウド共有ストレージを実現する「Managed Storage for Keystone」を提供

 米Equinix(以下、エクイニクス)とネットアップ合同会社は13日、従量課金制のデータストレージサービス「NetApp Keystone」について、Platform Equinix上での導入と運用に特化した新しいマネージドサービス「Managed Storage for Keystone」を提供開始した。

 新たに提供する共同ソリューションでは、エクイニクスが提供するマルチクラウド接続「Equinix Fabric」と、ネットアップが提供する共有ストレージ「NetApp Keystone」をPlatform Equinix上で展開し、ハイブリッドクラウド共有ストレージサービスを実現する。

 この共同ソリューションを利用することにより、企業はデータをプライベートネットワークで保管しながら、オンプレミスとパブリッククラウドだけでなく、複数のパブリッククラウドの間でも、ニーズの変化に応じてデータを柔軟に共有できる。また、マネージドサービスとして提供することで、IT部門の運用・管理負担の軽減に寄与し、パブリッククラウドで提供される先進的な技術機能を これまで以上に迅速かつ有効に利用できるようになるとしている。

 さらに、ネットワーク機能仮想化(NFV)をオンデマンドで利用できる「Network Edge」や、ベアメタルサービス「Equinix Metal」と組み合わせることで、クラウドに緊密に対応したデジタルインフラストラクチャへの移行や、ハイブリッドマルチクラウド機能のITアーキテクチャへの統合を容易にする。

 Managed Storage for Keystoneの活用例としては、すべてのパブリッククラウドに隣接したデータを一元的に配置することで、クラウドのロックインを回避し、コンピューティング、データベース、分析などのサービスを最大限に活用できると説明。さらに、パブリッククラウドをITプラットフォームの設計に組み込む際に、データプライバシー要件とデータ主権関連の法律を順守できるとしている。

 また、Platform Equinixのグローバルリーチと複数のクラウドを活用して、災害復旧をより柔軟なものにすることや、パブリッククラウドを活用した高性能なデータ分析が可能になり、パブリッククラウドへのセキュアなアクセスをオンデマンドで提供することで、開発テストを加速できるとしている。