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CTC、ネットアップのサブスクリプションストレージ「NetApp Keystone」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は18日、オンプレミスの専有ストレージをサブスクリプション方式で利用できるネットアップ合同会社の「NetApp Keystone」を、国内で初めて提供すると発表した。

 NetApp Keystoneは、ネットアップが所有するストレージ機器を利用者が指定する場所に設置し、契約容量とサービスレベルに応じて利用できるサブスクリプションサービス。ストレージ環境を専有して利用できるため、ビジネスに合わせて柔軟で高品質なシステム構築ができる。

 ストレージ容量は15TBから利用でき、利用開始後も追加料金の支払いでストレージ容量やサービスレベルを変更できる。支払い方法は月次での精算方式と、年次先払い方式が選択でき、いずれも契約期間は1年間から最長で3年間。超過の利用分は日次で計算し、後日に精算する。利用料には、運用監視や障害発生時のサポート費用なども含まれる。

 CTCではNetApp Keystoneの提供に伴い、ネットアップ製品の提供で蓄積したノウハウをベースに、既存システムやクラウドとの連携、アプリケーションの開発などを含めて、導入設計から各種の設定、運用をサポートする。またデータセンターやネットワーク、関連するセキュリティなどの設定やシステム構築も行う。

 サービスの価格は月額50万円(税別)から。CTCでは、データセンターを活用してITサービスを提供をするサービスプロバイダーを中心に展開し、周辺システムの構築や保守、運用サービスと合わせて3年間で10億円の売上を目指す。