NTTデータGSL、SAP Sales Cloudの導入ならびにS/4HANA Cloudとの連携を短期間で実現するソリューション

　株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ（以下、NTTデータGSL）は29日、CRMソリューション「SAP Customer Experience」の導入支援、ならびにSAP Customer ExperienceとクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」との連携を短期間で実現するソリューション「Integration Package for SAP Sales Cloud」を提供開始すると発表した。

　SAP Customer Experience（旧称：SAP C/4HANA）は、顧客管理や案件管理、契約管理などの統合的な顧客管理機能を備えたソリューションで、業種や規模を問わず利用することができる。

　今回発表したIntegration Package for SAP Sales Cloudは、SAP Customer Experienceの主要コンポーネントである販売実績サービス「SAP Sales Cloud」の導入、およびSAP S/4HANA Cloudとの連携を実現するもので、顧客や製品等のマスタデータや受発注のトランザクションデータなど、SAP S/4HANA Cloudで管理する業務プロセスデータと、SAP Sales Cloudで管理する営業活動に関するデータを連携可能にするという。

　なお、SAP Sales CloudとSAP S/4HANA Cloudの連携には、「SAP Business Technology Platform」の標準機能である「Integration Suite」を利用し、NTTデータGSLが自社導入で培ったノウハウを生かして、業務プロセスレベルでの両サービスの連携を実現するとしている。

　Integration Package for SAP Sales Cloudの導入期間は最短12週間から、初期導入費用は1700万円（税込）から。別途、SAP Sales CloudとSAP Business Technology Platformのライセンスが必要となる。

　NTTデータGSLでは、営業支援ツールの導入を検討している、あるいはSAP Customer Experience以外の営業支援ツールを利用しているものの運用に課題を抱えているSAP S/4HANA Cloudのユーザー企業、新規にSAP S/4HANA Cloud導入を検討している企業などを対象として、新ソリューションを展開する考えで、2022年度に5件の受注を目標としている。