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NTTデータGSL、「SAP C/4HANA」の導入支援サービスを7月より本格提供

 株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は、SAPのCRMアプリケーションスイート「SAP C/4HANA」に関して、導入支援サービスなどの本格提供を7月1日より開始すると発表した。同社では4月に、専門部署である「CX Solution室」を先行して設置しており、グローバル展開をしているメーカーや商社などをターゲットに、営業活動の準備を開始しているという。

 NTTデータGSLが導入支援サービスの提供を開始する「SAP C/4HANA」は、CRMやEコマースの業務と顧客接点を支援するソフトウェアスイート。企業のバックエンド業務を支援する同社のERP製品「SAP S/4HANA」と対になり、フロントエンド業務を支援するソフトウェアとして位置付けられ、「SAP Sales Cloud」「SAP Service Cloud」「SAP Commerce Cloud」といったモジュールを中心にサービスを提供する。

 具体的な機能としては、マーケティングやSFA、見積もり・契約をはじめとする営業プロセス全般、ならびに商品情報を統合管理でき、顧客企業のマーケティング業務や営業を支援するための機能を備えているという。

 NTTデータGSLでは、新型コロナウイルスの影響を受けた、新たな時代における顧客との接点において、SAP C/4HANAへのニーズはより高まると予測しており、「SAP C/4HANA」をB2B営業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するツールとして位置付ける考え。

 そして、SAP製品のユーザーをターゲットに、SAP ERPソリューションとの最適な連携をもって、営業活動と基幹業務連携の構想策定から業務運用設計、システム構築、運用保守までを包括的にサポートするとした。

 同社はSAP C/4HANAの導入支援サービスについて、初年度は5件の受注を目標としていいる。