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ラック、ICT/IoTの活用で地域活性をサポートする地域商社事業「黒こ」を発表

 株式会社ラックは25日、地域活性をテーマにした新規事業開発のひとつとして、ICTやIoTを活用し、地域に根差したビジネスが成長するサイクルをサポートする、地域商社事業「黒こ」を発表した。

 「黒こ」は、地域商社事業として、地域が主体となった事業サイクルの強化と、総合的なマーケティングをサポートする。地場の既存産業と連携し、ITを駆使した課題の調査・企画・調達・流通など、地域のビジネスが成長するサイクルを提案する。

 地域の外の消費者に地域の商材・サービスを提供することによって得られる、消費者の動向、顧客の声の回収・分析フィードバックなど、地域事業者が商品の改善や新たな商品開発、販路開拓に役立てられる情報を入手できる仕組みを提案する。地域外の消費者とは、フィードバックの還流だけでなく、「関係人口」として継続的に地域のファンとして繋がっている仕組みを、地域との共創で生み出す。

 また、「黒こ」はこれらの価値を、東京の会社としてではなく、その場に根差した形で地域内に入りこんで、定着していくアプローチを取ることを特徴とするとしている。

 さらに、地域での商社事業をよりセキュアに保つために、ラックの地域向けIoTプラットフォーム「town」に連携できる、スマートシティ向け地域サービス「SmartX」サービスを活用することも可能。「黒こ」は、地域のさまざまな課題に合わせた解決策を地域事業者とともに創出し、継続的な事業の成長をサポートすることで、地域社会の発展に貢献するとしている。

「黒こ」による地域事業サポートのイメージ