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テリロジー、OT/ICS分野にフォーカスしたアセスメントSaaSプラットフォームを提供

米SecurityGateと販売代理店契約を締結

 株式会社テリロジーは18日、米SecurityGate.io(以下、SecurityGate)と国内販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い同社では、OT/ICS(Industrial Control Systems:産業用制御システム)分野にフォーカスしたアセスメントSaaSプラットフォームの、本格的な取り扱いを開始するという。

 テリロジーではすでに、OT/ICS市場で実績を持つ米Nozomi Networksの販売代理店となっており、国内の製造業/社会重要インフラを中心とした多くの企業への導入実績を持つが、OT/ICS分野のセキュリティポートフォリオを拡充するため、今回、SecurityGateのリスクマネジメントSaaSプラットフォームを取り扱い製品に追加したとのこと。

 そのSecurityGateのリスクマネジメントSaaSプラットフォームは、OT/ICS専用に開発されており、NIST CSFやIEC 62443等、アセスメントの際に必要とする業界標準フレームワークがあらかじめ組み込まれている。また米国や欧州を中心に大手データセンターでのSaaS運用を展開しており、2022年中には日本国内のデータセンターでの運用も計画されているとした。

 機能面では、ダッシュボードにより、リスクスコア、アセスメントステータス、および修復のインサイトを提供。企業全体の現在のリスクがどのように見えるかを、コンテキスト化されたビューで提供するため、リスク予測に役立つとのこと。さらに、スプレッドシートや手作業によるヒアリングプロセスとは対照的に、ユーザー、プロセス、テクノロジーを一元管理する自動化プロセスの仕組みが備わっているという。

 このほか、SecurityGateはNozomi Networksとテクニカルアライアンス契約を締結しており、Nozomi Networksの産業制御システム向けセキュリティ対策ソリューション「Guardian」と、API経由でのインテグレーションを実現している点も特徴だ。