テリロジー、一方向通信セキュリティを実現するイスラエルWaterfall Securityの「Unidirectional Security Gateways」を国内販売

　株式会社テリロジーは10日、イスラエルWATERFALL SECURITY SOLUTIONS（以下、Waterfall Security）と、一方向通信ゲートウェイ製品に関する国内販売代理店契約を締結し、重要インフラ、制御システム、OTネットワーク向けデータダイオード「Unidirectional Security Gateways」シリーズの販売を2月から本格的に開始したと発表した。

　Unidirectional Security Gatewaysは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより提供され、ハードウェアには片方向性のダイオードを活用した集積回路を搭載し、一方向にのみ情報を送信する。ソフトウェアは、産業用ネットワークのサーバーとデバイスを企業ネットワークへ複製する。これにより、巧妙な攻撃であっても、ゲートウェイを経由して産業用ネットワークに接続できないようにする。

　産業用ソフトウェア、アプリケーション、およびプロトコルを複製できるようにあらかじめ開発された100種類以上のソフトウェアコネクターを用意し、顧客環境に合った利用方法を提供する。

　テリロジーでは、OT/IoTセキュリティ分野を注力領域と定めて事業を展開しており、産業用制御装置を含むOTシステム向けのセキュリティ製品を提供する米Nozomi Networksの販売代理店として、既に多くの社会インフラ、電力・化学プラント、製造工場などへの導入実績を保有していると説明。今回、Nozomi Networksとソリューション連携を行っているWaterfall Securityの一方向通信ゲートウェイを、テリロジーのOT/IoTセキュリティソリューションポートフォリオに追加し、さらなるマーケットニーズに応えられるよう取り組んでいくとしている。