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アクセル、グループスケジューラ「OnTime Group Calendar for Domino 8.2」を提供開始

プロフィールでのカスタム項目などを利用可能に

 有限会社アクセルは、HCL Notes/DominoやHCL Verseと連携して動作するグループスケジューラ「OnTime Group Calendar for Domino」において、新版「同 Ver.8.2」を提供開始したと発表した。デスクトップクライアントの機能向上を目的に、さまざまな利用シーンでOnTimeを活用できるような追加機能を実装したという。

 「OnTime Group Calendar」は、日本企業で必要とされる複数メンバーの予定表示や会議招集、施設予約などを、グラフィカルな画面で高速に操作できるグループスケジュール管理ソフトウェア。デンマークIntraVisionが開発しており、Microsoft Exchange、Microsoft 365に対応する「OnTime Group Calendar for Microsoft」と、HCL Notes/Domino、Verseに対応するOnTime Group Calendar for Dominoの両製品を提供している。

 今回はそのうち、HCL Notes/DominoやHCL Verseと連携するOnTime Group Calendar for Dominoで新版がリリースされた。

 新機能としては、まず、従来も予定や会議で利用できた「カスタム項目」機能が、ユーザープロファイルでも利用可能になった。Dominoはローコード開発基盤として、さまざまなカスタマイズを組織独自で行えるようになっているが、「カスタム項目」では、組織で運用されている社員情報データベースなどの情報を用いて、ノーツ式で構成した文字列をユーザープロファイルに表示したり、動的表示グループの生成に利用したりできる。

 また、社員番号や職級、兼務情報などの業務での利用だけでなく、サークル活動や趣味などの情報をユーザープロファイルに表示すれば、OnTimeを活用して社員交流を図れるとのこと。

 2つ目の新機能としては、前バージョンのモバイルクライアントからメインビューの一つとして実装したディレクトリ検索機能を、デスクトップクライアントにも実装した。この検索機能により、前述のカスタム項目や複数のプロファイル写真とともに、社員連絡先一覧や社員ディレクトリとしても、OnTime Group Calendar for Dominoの活用の幅が広がるとのことだ。なお、検索結果からはユーザープロファイルの基本情報だけでなく、直近の予定の閲覧やメール作成なども行える。

 さらに、メインビューに表示していない期間の会議招集へ返答する際に、招集された日の予定を確認できるよう、会議招集の返答画面の右サイドに当日のスケジュールが表示されるようになった。ほかの予定と重複していない場合は対象時間はグリーンで表示される。