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NTTデータGSL、SAP BTP基盤の迅速な構築を支援する新サービスを提供

 株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は16日、SAP Business Technology Platform(BTP)基盤を短期間で構築できるよう支援する「SAP BTP向けスターターサービス」を提供開始すると発表した。価格は98万円(税別)から。

 現在、SAP S/4HANAを導入している企業、あるいは導入を検討している企業では、アドオン開発によるバージョンアップ時の改修コストや、テスト工数の増加が課題になっているほか、アドオンによって複雑化したシステムは、バージョンアップに対応できず、最新機能を実装できないことがあるという。

 このため、SAP S/4HANAを常に最新の状態で利用し、その機能を最大限に活用するためには、SAP S/4HANAの中核部分を標準状態に保つことが必要とされており、SAPの開発・データ連携基盤「SAP Business Technology Platform(BTP)」を構築して、同基盤にSAP S/4HANA上のアドオン機能を移し替え、バージョンアップとアドオン改修作業を切り離すといった手法が有効に働くとのこと。

 NTTデータGSLが今回提供する「SAP BTP向けスターターサービス」では、この手法に必要なSAP BTP基盤を迅速に構築し、SAP S/4HANAのバージョンアップにおける省力化やコスト削減を支援する。同サービスを利用すると、最短1週間でSAP BTP基盤を構築し、SAP BTPとSAP S/4HANA間の接続設定を完了できるとした。

 なおNTTデータGSLでは、SAP BTPの利用を希望する顧客や、SAP BTPを活用し、SAP S/4HANAのシステム外でアプリケーション開発を行うことを検討している企業などをターゲットに展開するとのことで、年間5件の受注を見込んでいる。