ニュース

ネットワールド、ピュア・ストレージのKubernetes向け統合データ基盤「Portworx」を提供

専用の日本語サポート窓口も開設

 株式会社ネットワールドは30日、米Pure StorageのKubernetes向けデータプラットフォーム「Portworx(ポートワークス)」を提供開始すると発表した。また、Portworx専用の日本語サポート窓口を国内で初めて提供するとともに、無料のハンズオンセミナーなど、トレーニングサービスも提供開始する。

 Portworxは、Kubernetes上でコンテナとして稼働するSDS(Software Defined Storage)製品。もともとは、2020年9月にPure Storageが買収した米Portworxによって開発されており、Kubernetes上で実行するアプリケーションの容量管理に必要な機能を、包括的に提供するという。

 具体的には、高信頼性、高可用性、安定したパフォーマンスを発揮するデータストアに加えて、データのバックアップ/リストア、DR(災害対策)、マイグレーション、セキュリティ、オートスケールなど、データを永続的に保持する、ステートフルなアプリケーションをコンテナで構築する際に必要となる各種機能を備えている。

 バックアップやDRはネームスペースやpod単位で行え、直感的なGUIにより1クリックでリカバリを実行可能。また大規模環境にも対応しており、クラスターあたり1000ノード、10万仮想ボリューム、ホストあたり1000ボリュームの環境を利用できる。

 なお、SDSであるため、実際にデータを保存する物理ストレージが必要となるが、オンプレミスの物理ストレージ(HDD/SSD)、外付けディスクアレイから、クラウドのブロックストレージまで幅広く対応可能。ストレージベンダーを問わない混在プールに対応し、クラウドはAmazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureのマルチクラウド環境をサポートした。

 管理面では、Pure StorageのSaaS型ストレージ運用監視プラットフォーム「Pure1」に対応しているので、いつでもどこでも、端末を問わない監視が可能としている。