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アラクサラ、マルチベンダー対応のネットワーク監視・運用支援サービスを提供

ネットワーク機器メーカーの設計・保守ノウハウを活用

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は13日、2022年12月に発表された東芝ITサービス株式会社との協業強化の一環として、ネットワーク機器メーカーの設計・保守ノウハウを活用し、ネットワーク監視・運用支援を行う「ALAXALA遠隔監視サービス」を、4月から提供開始すると発表した。

 ALAXALA遠隔監視サービスは、ネットワークの遠隔監視と運用支援を、オンプレミス型もしくはクラウド型で提供するサービス。同社が持つネットワーク機器の設計開発や保守のノウハウと、IT運用管理のエキスパートである東芝ITサービスの技術力とリソースを生かすとともに、ネットワーク運用管理システム「AX-Network Manager(AX-NM)」を活用して、異常・故障等の原因となる対象をきめ細かに監視する。これにより利用企業は、自社のネットワーク管理者の負担を減らしながら、問題発見、対処を迅速かつ簡単に実施できるとした。

 具体的には、マルチベンダーの機器(ネットワーク機器、サーバー、ファイアウォール等)の死活監視と、アラクサラのネットワーク機器である「AXシリーズ」の機器障害ログ監視、AXシリーズの単体故障切り分け・ログ採取などを24時間365日体制で対応。エラー/障害通知の内容一覧、トラフィック、ポート、ハード、ソフト、リソース、L2ループ/ストームの状態等に関する月次レポートも提供する。さらに、SNMPによる機器のしきい値監視も可能で、監視項目をあらかじめメニュー化し、選択できるようにするとのこと。

 加えて、ネットワーク構成図上での状態表示が可能。ワンクリックで運用状況をドキュメント化(Excel・PDF)する機能や、ネットワーク接続された端末の履歴管理(いつ・どこで・なにが)機能も提供する。セキュリティについても、不正接続端末の可視化や、FortiGateとのセキュリティ製品との連携による、検知したマルウェア感染端末・不正通信の遮断を行えるとのこと。

 このほか、障害監視・通知や障害時の切り分け、必要ログの採取も支援できる。ALAXALAメンテナンスサービス(別契約)と組み合わせれば、ログ解析、最新版ソフトウェアの提供、代品準備・配送、オンサイト対応まで、問題対処をシームレスに実現するとしている。

ALAXALA遠隔監視サービスの概要

 ラインアップとしては、基本サービスの「ALAXALA監視ベーシック」と、オプションの「ALAXALA監視アドバンス」を用意する。アラクサラ製品以外への対応や、ネットワーク機器の状態監視にはALAXALA監視アドバンスの契約が必要だ。