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IIJグローバル、マルチクラウド環境での快適なアクセスと接続コストの最適化を支援する新サービス

Megaportのマルチクラウド接続サービスに導入・運用サポートを付加して提供

 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は9日、豪Megaportのマルチクラウド接続サービスに導入・運用サポートを付加し、「マルチクラウドインターコネクト(Megaport)」として提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「マルチクラウドインターコネクト(Megaport)」は、世界各地に接続ポイントをもつMegaport社のネットワークインフラを介して、オンプレミスとクラウド間、または複数のクラウド間をプライベート接続するクラウド接続ゲートウェイサービス。Megaportネットワークを経由して幅広いクラウドサービスに接続でき、利用企業の拠点からMegaportネットワークまでは最大100Gbpsの回線を提供する。

 Megaportネットワークは世界中のクラウドリージョンに接続していることから、例えば海外オフィスのユーザーは、国内拠点を経由せずクラウドサービスに直接アクセスできるようになるため、接続コストの最適化を図れるとした。

 さらに、クラウド同士のダイレクト接続(最大10Gbps)をサポートしているので、企業の拠点からデータセンターを経由せず直接クラウドへアクセスでき、トラフィックを最適化可能。例えば、システム開発をクラウドサービスA、テスト運用をクラウドサービスBで行うといったようにクラウドを使い分ける場合に、クラウド間のデータ移行がシームレスに行え、接続コストも低減できるという。

 加えて、社内システムのクラウド利用はMegaport経由で閉域接続する一方、インターネットや各種SaaSには直接アクセス(インターネットブレークアウト)する場合には、SASE(Secure Access Service Edge)ソリューションを適用すれば、高速化とセキュリティ確保を両立可能。Megaportのマルチクラウドへのダイレクト接続とSASEの組み合わせにより、DXに求められる快適で安全なワークプレイス環境を実現するとしている。

 IIJグローバルでは、グローバルなデータ活用に向けてマルチクラウド環境にシフトする日系企業を対象に同サービスを提供する考えで、マルチクラウド環境での快適なアクセスと接続コストの最適化を支援するとのことだ。