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RPAテクノロジーズ、RPA導入プロジェクトの推進ガイドライン「サクセスパス」を提供

これに基づく有償支援サービス「サクセスパッケージ」も

 RPAテクノロジーズ株式会社は8日、ユーザーのノウハウをまとめたRPA導入プロジェクトの推進ガイドライン「サクセスパス」を作成したと発表した。あわせて「サクセスパス」に基づく有償支援サービス「サクセスパッケージ」も提供開始している。

 RPAテクノロジーズによれば、RPAの導入にあたっては、「ロボット開発のスキル」と並んで「導入プロジェクト推進のためのスキル」が重要な要素になるとのことで、同社では、これまでも導入支援の一環としてこれらに関するサポートを行ってきたが、担当者の判断による個別対応の要素が多く、再現性の面で課題があったという。

 そこで今回、BizRobo!の導入を成功させたユーザーの実例をもとに、導入プロジェクトの段階ごとに留意すべきポイントをまとめた無償の手引書「サクセスパス」を作成・提供するとした。

 その「サクセスパス」では、計画・準備(プロジェクト計画、ガイドライン、社内広報、起案、業務選定)、開発(ロボット設計、ロボット開発)、運用(ロボット管理、効果測定、保守・改善)の各項目について、一般的なテンプレートやフレームを可視化しており、推進担当者がRPA推進に活用できるとのこと。

 一方の「サクセスパッケージ」は、「サクセスパス」に基づくBizRobo!ユーザー向けの有償支援サービス。6カ月間で複数回のワークショップや意見交換会を行い、基本的な知識の習得を支援するのみならず、企業ごとの活動に即して課題解決をサポートする。

 RPAテクノロジーズが2021年に、複数ユーザーを対象に実証テストを行った結果、意見交換会によってユーザーが抱えていた開発上の悩みが早期解決され、その後ロボット開発の加速や、それに伴う利活用範囲の拡大といった定量的な効果が得られたとのことだ。価格は50万円(税別)。

 なお同社では、「サクセスパス」について、公開後1年間でBizRobo!の新規ユーザーおよび既存ユーザーによる約1600件のダウンロードを見込んでおり、RPA導入プロジェクト推進の標準形として浸透を図るとした。

 有償メニューのサクセスパッケージについては、提供開始後3年間で合計200社による活用を見込んでいる。