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マツリカのクラウド営業支援ツール「Senses」、重複データをAIが検知する名寄せ機能を提供

 株式会社マツリカは1日、クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」において、CRM上に登録された取引先や顧客担当者情報を整理し、重複したデータを一括で統合できる名寄せ機能を提供すると発表した。

 Sensesは、カード形式で感覚的に案件管理を行えるクラウド型のSFAツール。蓄積された情報からAIが営業の成功・失敗事例を解析し、いつ・誰に・何を・どのように行うかをアシストしてくれるという。

 こうしたツールを活用していくうちに、同じ企業が複数登録されるなど、データの重複が起こってしまうのはよくあることだが、それを放置していると、過去の問い合わせ情報の履歴が分散したり、社内の二重アプローチやバッティングが発生してしまったり、といった混乱が生じてしまう。そこで、CRMやSFAの管理者が定期的に目視で重複データを確認し、手作業で統合作業を行うことが一般によく行われていた。

 今回提供される名寄せ機能は、こうした重複データの発見や統合を支援する機能。具体的には、取引先とコンタクトにおいて、利用者が合計8種類の重複検知ルールを選択すると、重複している可能性が高いデータをAIが週に一度、自動で検知してくれるようになる。重複している可能性が高いデータはまとめて提示され、利用者がどのように統合するのかを選択可能だ。

 マツリカでは、CRM上に登録された取引先や顧客担当者情報が複数あり、情報が分散してしまっている場合は、1つにまとめることで正しいデータとして整理され、営業情報をより正確に把握可能になると、そのメリットをアピールしている。