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アドバンスソフトウェアのExcel帳票ツール「VB-Report 11」、.NET 5対応版を新たに収録

 アドバンスソフトウェア株式会社は17日、Excelで帳票デザインを作成する帳票ツール「VB-Report」の新版として、「同 11」を提供開始すると発表した。.NET 5 対応の「VB-Report 11.0 for .NET」に加えて、従来の.NET Framework環境に対応した「VB-Report 10.0 for .NET」を収録した、統合パッケージとして提供される。

 VB-Reportは、Excelで帳票デザインを作成する帳票ツール。Excelがデザイナツールとなるため、帳票ツール独自のデザイナ機能を習得する必要はなく、エンドユーザーが直接、Excelでレイアウトを変更できる点を特徴としている。

 今回のVB-Report 11で新たに提供されるVB-Report 11.0 for .NETでは、新たに.NET 5に対応したことにより、Windowsだけでなく、Linux上での動作が可能となった。なおVB-Reportで作成した帳票は、付属のビューアを用いて、クライアントアプリケーションやWebアプリケーションでプレビューや印刷を行ったり、Excel/PDFファイルへ保存したりできるが、発売時のVB-Report 11では、.NET 5対応の付属ビューアはWebアプリケーション用のみが収録されており、WindowsフォームアプリやWPFアプリ用のビューアは今後追加される予定。

 また、帳票出力時に異体字シーケンス(IVS)の扱いに対応したほか、PDF出力時のパスワード設定でAES 256ビットの暗号化レベルを選択可能にしている。

 価格は、クライアント開発ライセンスが9万3500円(税込)。VB-Report 11を組み込んで開発したアプリケーションをサーバーに配置して使用する場合は、別途サーバーライセンスが必要となる。