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Salesforce上でExcelライクな操作を実現する「RaySheet」新版、予算計画や予実集計を効率化する新機能

ピボットテーブルに似た画面を利用可能にする「RaySheetPivot」を提供

 グレープシティ株式会社は9日、Salesforce CRMにおいて、Excelと同等の操作性や視認性を実現するアプリ「RaySheet(レイシート)」を強化し、Excelのピボットテーブルのような画面を利用可能にする「RaySheetPivot」機能を追加すると発表した。

 RaySheetは、Salesforce上でExcelと同等の操作性や視認性を実現するSalesforce AppExchangeアプリ。今回のアップデートでは、Excelのピボットテーブルのような集計画面をSalesforce上でも表現できるRaySheetPivotをリリースした。

 Excelのピボットテーブルは、データを柔軟に組み合わせて集計できるため、データ分析には重宝するほか、こうした表形式でデータ入力を行えると、全体を俯瞰しながらリアルタイムで集計データの確認と数値の調整ができるから、ニーズの高い機能となっており、今回、RaySheetPivotとして利用可能にすることで、RaySheetの利便性がより向上するという。

 例えば、レコード詳細ページとレポートを行き来してデータ入力と確認を行っていた予算計画が一画面で完結し、全体の金額を確認しながら各項目の予算を設定できるようになる。また、複数のオブジェクトデータを並べて集計できるので、予算と実績が入力された各オブジェクトデータを突合して予実集計することも可能とのこと。

予実管理における予算入力での活用例
予算・実績の比較における活用例。予算に対する実績状況を簡単に比較できる

 なお画面レイアウトは、ピボットテーブルのようにSalesforceに登録されている項目を行、列、値に設定して作成する。時系列データがある場合は、日付の項目を列に設定すると、4月、5月…と水平方向にデータが展開するので、Salesforceのデータ構造を大きく変える必要もなく、データ活用におけるメンテナンスコストも軽減できるとしている。

 RaySheetの価格は、1ユーザーあたり月額1650円(税込)で、RaySheetPivotは追加費用なく利用できる。