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Excel感覚で操作できる一覧画面をSalesforce上に表示する「RaySheet」、作成したフローを直接呼び出して実行可能に

Salesforceフローを組み合わせたデータ一括処理に対応

 グレープシティ株式会社は9日、SalesforceでMicrosoft Excelと同等の操作性や視認性を実現するアプリ「RaySheet(レイシート)」に、SalesforceのFlow Builderで作成したフローを直接呼び出して処理を行う「フローアクション」機能を追加したと発表した。

 RaySheetは、Salesforceの商談や取引先一覧をExcelライクに表示/編集できるAppExchangeアプリ。Excelのようなフィルタリングや一括入力が可能なほか、ノーコードでSalesforceの画面をカスタマイズすることにより、業務に即したビューを作成できるという。

 今回のアップデートでは、SalesforceフローをRaySheetから直接呼び出す「フローアクション」機能が追加された。ノーコードでビジネスロジックが独自に設計できるFlow Builderでフローを作成し、それをRaySheet上で実行することができる。

 従来は、カスタムアクションにURLを指定してフロー連携を行っていたが、フローアクションが追加されたことにより、設定画面上で簡単にフローを選択できるようになった。また、フロー実行後の煩わしい画面切り替えもなくなり、RaySheetビューの再読み込みも自動実行できるため、操作面もスムーズに行えるとしている。

 なおグレープシティによれば、RaySheetからフローを実行する大きな利点は、複数のレコードに対してデータの一括処理ができることだという。通常の場合、1レコードごとにフローを実行するが、フローアクション機能では、RaySheet上で選択した複数のレコードをパラメータとしてフローに渡すことにより、一括処理が可能になった。

 例えば、商談から見積もりに必要な商品を選択して、見積もりと見積もり明細を一括で作成するといったことを行えるほか、対象商談のフェーズもあわせて変更できる。これによって、複数の見積もりを簡単に作成可能になったとのことだ。

活用例:商談から見積もりに必要な商品を選択して、見積もりと見積もり明細を一括で作成する