ニュース

ロジクール、法人向けビデオ会議システム「Rally Bar」で話者追従機能を提供

 株式会社ロジクールは4日、法人向けビデオ会議システム「Rally Bar」「Rally Bar Mini」を強化し、話者追従機能「Speaker View」に対応させたと発表した。新機能は、OSのアップデートによって実装される。

 Rally Bar/Rally Bar Miniは、会議用カメラや、スピーカー、マイク、コンピューティング機能をあわせて提供する、一体型の法人向けビデオ会議システム。両製品には、メインカメラのフレーミングやビデオの色調、音声を自動で最適化するRightSenseテクノロジーが搭載されているが、今回はその構成要素である画角の自動調整機能「RightSight」を「RightSight 2」へとバージョンアップさせた。

 RightSight 2ではRally BarおよびRally Bar Miniに搭載されている2つのカメラシステムを用いることで、音声と映像のインテリジェンスを組み合わせ、部屋にいる人の配置や声の位置を検出できるとのことで、それによって、ビデオ通話時にスピーカーのクローズアップ映像と会議室全体の映像を同時に表示するSpeaker Viewモードを可能にしている。

 メインカメラがアクティブな発言者を囲み、発言者の変化に合わせてスムーズにパンやズームを行う一方、広角のAIビューファインダーが会場を映し出すことで、遠隔地の参加者も、実際に会議室にいるのと同じように、すべての会議のやり取りをはっきりと見聞きできるようになるとのこと。

Speaker View利用時のイメージ

 なお今回のアップデートは、Rally Bar/Rally Bar Miniに搭載されているOS「CollabOS 1.5」のパブリックベータ版として提供されている

 また、Speaker Viewは主要なビデオ会議ツールと互換性があり、Microsoft Teams RoomsのAndroid版とWindows版ではピクチャーインピクチャーモードとして動作し、Zoom Roomsでは、スピーカーと会議室内のストリームをそれぞれ個別のタイルで表示するマルチストリーム設定と、シームレスに統合される予定。