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ネットアップ、オールフラッシュストレージの最上位モデル「NetApp AFF A900」を発表

 ネットアップ合同会社は23日、オールフラッシュストレージアレイ「AFF Aシリーズ」の最上位モデル「NetApp AFF A900(以下、A900)」を、2022年1月下旬に発売すると発表した。

 A900は、ストレージOS「NetApp ONTAP Enterprise Edition(以下、ONTAP Enterprise Edition)」を搭載し、大規模データベースやアプリケーション向けに、データストレージ性能、データ可用性、セキュリティと信頼性を提供する。オンプレミスからクラウドまで、ハイブリッドクラウド環境にも対応し、事業環境の変化に素早く対応できる柔軟なデータインフラを構築できる。

NetApp AFF A900

 A900は、現在提供しているA700の後継モデルとなり、A700を利用する企業は、システムを停止することなくコントローラーを差し替えるだけで、A900にアップグレードできる。A900のレイテンシーは約100マイクロ秒と、A700の同じプロトコルと比較してパフォーマンスが最大50%向上した。また、ストレージシステムとして初めてNVMe/TCPを採用し、最新のネットワーク接続を利用できる。

 さらに、A900では、ONTAP Enterprise Editionをバンドルして販売する。ONTAP Enterprise Editionは、SAN、NAS、NVMe-oF、S3のプロトコルをサポートし、大規模なビジネスワークロードのストレージシステムに求められるパフォーマンス、早期復旧機能、データ保護機能を備える。加えて、最先端のアンチランサムウェア機能をオプションで用意するなど、企業が求めるすべてのコンポーネントをパッケージにして提供するとしている。

 ONTAPは、ファームウェアを自動的にアップデートするため、管理者の手間をかけずに運用できる。また、サブスクリプションモデル「NetApp Keystone」をA900でも利用可能できるため、運用面だけでなくコスト面でも柔軟に利用できる。