ソニーネットワークコミュニケーションズ、予測分析ツール「Prediction One」を活用したDX人材育成サービスを提供

　ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は21日、機械学習を用いた予測分析ツール「Prediction One」を活用した人材育成サービス「DX推進研修サービス」を提供開始した。料金は利用人数に応じて個別見積もり。

　Prediction Oneは、ソニーのR&Dセンターが開発し、グループ内の多様な事業組織での活用により、機能の改良を重ねて商品化したツール。機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても数クリックの簡単な操作で予測分析ができ、これまで一部の専門職に限られていたAIによる予測分析を、一般ユーザーのPCからシンプルで直感的なインターフェイスを通じて簡単に利用できる。

　新たに提供するDX推進研修サービスは、企業や教育機関に向けて人材育成に用途を特化したPrediction Oneと、データサイエンスの研修プログラムをセットで提供する。研修内でPrediction Oneの活用方法をハンズオン形式で学習し、数人のチームで現場のデータを活用しながら、自分たちのチームにおけるアイデア出しから、現場での活用方法の策定までを行う内容となっている。

　ソニーネットワークコミュニケーションズでは、経営層の多くはAI活用を期待しているが、現場ではデータスキル・AIスキルが不足しており、意思決定にデータ分析を活用しきれていないのが現状だと説明。DX推進研修サービスでは、こうした課題を解決するために、Prediction OneをAI教育のプラットフォームとして提供し、AIやデータ活用に関するハンズオンを行うことで、企業や官公庁、教育機関などにおける現場のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進に貢献するとしている。