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インターコム、レガシーEDI手順に対応したクラウドEDI新版「Biware Cloud Ver.1.1」

 株式会社インターコムは12日、クラウドEDIサービス「Biware Cloud」において、新版「同 Ver.1.1」を提供開始すると発表した。

 「Biware Cloud」は、各種EDI通信を一元管理し、受発注をはじめとする企業間取引を自動化するクラウドサービスで、インターコムが提供するEDIソフトウェアの最上位版「Biware EDI Station 2」をベースに開発された。EDI通信機能に加え、業務システムへデータを取り込むためのフォーマット変換、業務システム連携のためのWeb API、自動処理ルール作成や設定変更をユーザー自身で行える運用管理ツールなど、EDIに必要な機能を取りそろえているという。

 また、サーバーや通信機器、回線の手配が不要なため、初期コストを抑えて、短期間でEDIを運用開始できるとのこと。

 提供開始時にはインターネットEDIにのみ対応していたが、今回の新版より、レガシーEDI手順(JCA手順、全銀TCP/IP手順、全銀手順)に対応し、インターネットEDIとレガシーEDIを並行運用しながら企業間取引が可能になった。このため、インターコムでは、ISDN(INSネット ディジタル通信モード)が廃止される「EDI-2024年問題」対応時の乗り換え先として最適なEDIサービスだとアピールしている。

 価格は、データ変換機能のみを利用する場合で、月額7万円(税別)から。EDI通信機能を利用する場合は別途料金が必要となる。