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インターコムのEDIソリューション「Biware」、ウイングアークの「Dr.Sum」の電帳法対応モデルと連携

電子帳簿保存法に対応した状態で電子取引データを保存可能に

 株式会社インターコムは2日、EDIソリューション「Biware Cloud」「Biware EDI Station 2」(以下、Biware)と、ウイングアーク1st株式会社のデータ分析基盤「Dr.Sum」の電帳法対応モデルが連携したと発表した。この連携により、EDIによる発注や請求などの電子取引データを、電子帳簿保存法に対応した状態で保存できるようになるという。

 インターコムのBiwareシリーズは、インターネットEDIからレガシーEDIまで、国内主要の通信手順に対応したEDIソリューション。さまざまな業界のEDI業務やFAX業務に役立つ機能を搭載しているという。また、クラウドEDIサービス「Biware Cloud」、オンプレミスEDIサーバー「Biware EDI Station 2」、小規模向けEDI運用管理パッケージ「Biware JXクライアント」など、利用する企業の環境に応じた多様なラインアップをご用意しているとのこと。

 一方、ウイングアーク1stのDr.Sumは、大量データの高速集計データベースとして、多くの企業に導入されているデータ分析基盤。その位置ラインアップとして、電子帳簿保存法対応を目的とした、帳簿・書類・電子取引の電子データ保存に用途を限定した電帳法対応モデルが用意されている。

 今回は、Biwareで送受信した電子取引データをCSVファイルで出力し、Dr.Sum 電帳法対応モデルに取り込むと、取り込んだデータを電子帳簿保存法に対応した形式で保存・管理できるようになった。これにより、同法の検索要件に沿った検索機能を利用できるほか、訂正・削除を行った場合には、これらの事実および内容の確認を行えるとしている。

 各製品・サービスの価格(税別)は、Biware Cloudの場合、基本利用料が月額8万8000円からで、このほかに通信手順ライセンス、取引先ライセンス、回線使用料、初期設定費用などが必要となる。またBiware EDI Station 2は63万2500円から。

 Dr.Sum 電帳法対応モデルは、サブスクリプションライセンスが月額8万円からとなっている。