ニュース

日商エレ、Microsoft Azureを利用した「データ活用支援サービス」を提供開始

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は10日、企業内のデータやSaaSサービスのデータをMicrosoft Azureに統合し、データ分析・可視化を支援する「データ活用支援サービス」を提供開始すると発表した。

 「データ活用支援サービス」は、SaaS・オンプレミスにおいてバラバラに管理されている企業データをAzureのクラウドへ集約・統合し、可視化と分析を可能にするサービス。データの取得、蓄積、加工、分析、可視化に段階分けして、要件に合わせ3種類のサービスを提供する。

 1つ目は、取得、蓄積段階の「データ取り込みサービス」である。オンプレミス環境やSaaSアプリケーションなどに分散する構造・非構造データをバックアップ・保護し、必要に応じて自動拡張できるよう設計。「Azure Data Lake」にデータを統合・蓄積する。

 また、より複雑な環境にも対応できるように、日商エレ取り扱いのコネクタで「Azure Data Factory」を補完し、250種以上のデータ接続に対応するとした。

 価格(税込)は、初期構築費用が110万円から、月額保守費用が22万円から。

 2つ目の「データ活用基盤構築サービス」は、取得、蓄積、加工、可視化をカバーするもので、データの取得・蓄積に加え、蓄積したデータの結合や、異常値・空白などノイズデータの処理をすることにより、データ分析の基盤を構築。Microsoft Power BIを用いて、あらかじめ定めた指標を可視化する。

 価格(税込)は、初期構築費用が330万円から、月額保守費用が22万円から。

 最後は、取得、蓄積、加工、分析、可視化をカバーする「データ分析サービス」。Azureへのデータ取得・蓄積・加工から、データサイエンティストによるデータ分析・可視化まで、すべてのプロセスで支援を行う。不正検知のルール設定、売上につながるマーケティング施策の分析など、データサイエンティストが要件に合わせて分析を行ってくれるとした。

 価格(税込)は、初期構築費用が330万円から、月額保守費用が22万円から。また、データサイエンティストの費用は別途見積もりになる。

 なお、各サービスとも、Azureの月額利用料は別途必要。