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日商エレ、Azure利用企業のコスト削減やセキュリティ強化を支援するアセスメントサービス

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は28日、Microsoft Azureの利用企業に向け、コスト削減やセキュリティ強化を支援するアセスメントサービス「Cloud 健康診断 for Microsoft Azure」を提供開始したと発表した。

 「Cloud 健康診断 for Microsoft Azure」は、Azureのゴールドコンピテンシーパートナーである日商エレの専門エンジニアが、利用企業のAzure環境を診断し、コストの削減やセキュリティの強化、適切なリソースの利用に向けたアドバイスを行うサービス。日商エレのエンジニアが利用企業のAzure管理画面にログインし、実際の利用状況を確認した上で、問題点や改善点をアドバイスする。またセキュリティ診断結果を踏まえ、最適な日商エレのセキュリティ運用サービス(MSS:Managed Security Service)を提案するとのこと。

 なお診断は、「コスト診断」「セキュリティ診断」「リソース診断」の3つの観点から実施する。このうちコスト診断は、予約インスタンスの活用、無駄なリソースの削除、スケジュール設定による稼働時間の抑制など、コスト低減のためのアドバイスするもので、サービスの先行利用企業では平均5%のコスト削減に成功しているという。また削減した費用でセキュリティを強化するなど、クラウド活用を促進する提案も行うとした。

 2つ目のセキュリティ診断では、セキュリティベンチマークの指標に基づき、Azure環境のセキュリティリスクを診断する。対象のリソースだけでなくアクセス権やデータ保護の設定を確認するほか、バックアップが適切かといった、Azure環境全体を考慮したアドバイスを実施するとのこと。日商エレでは、自社で必要なセキュリティレベルを満たしているか、どこまで対策をするべきかといった指標が得られるとしている。

 3つ目のリソース診断は、無駄なリソースが稼働し費用がかかっていないか、利用しているリソースのサイジングが適切かなどを確認するもの。「リソースの切り替えなどを行う際にマシンを止めないといけないか」など、考慮すべきことについてもアドバイスを行う。あわせて、「代替できるコンポーネントがあるのに無駄に高いものを使っていないか」という観点でも提言するとした。

 また日商エレでは今回、こうした特徴を持つ同サービスを、10社限定で提供する無償キャンペーンを実施するとのことだ。

「Cloud 健康診断 for Microsoft Azure」の流れ