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ワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」、電子記録債権サービス「POファイナンス」と連携

中小企業に対する早期融資の実現を支援

 株式会社ワンビシアーカイブズは27日、書面契約と電子契約の一元管理が可能な電子契約サービス「WAN-Sign」と、Tranzax株式会社の電子記録債権サービス「POファイナンス」がサービス連携を開始したと発表した。

 現在、新型コロナウイルス感染症が流行する中で、中小企業・個人事業主が多くを占めている受注企業(サプライヤー)、下請け先や2次請先との長期取引や安定確保など発注企業(バイヤー)の事業計画への影響も懸念されているという。

 そこで今回は、受発注時においてつなぎ融資等の資金調達を必要とする中小企業・個人事業主に対して、「WAN-Sign」で電子署名・締結した受発注情報を、「POファイナンス」により電子記録債権とすることで、受発注契約に担保価値を持たせ、金融機関から早期に融資を受けられるように支援するとのこと。

 これにより受注企業は、従来困難だった受注時点における債権担保融資が可能となるため、発注企業(バイヤー)と受注企業(サプライヤー)の両者にメリットがあるワンストップサービスとして活用できるとしている。

 ワンビシアーカイブズでは、このサービス連携によって利用者を広げ、1年後には50億円、3年以内に100億円超のファイナンス活用を目指す考えだ。