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テクマトリックス、ソースコード解析ツール「Understand 6」を販売開始 フローチャートの差分グラフ表示などに対応

 テクマトリックス株式会社は4日、米Scientific Toolworksのソフトウェア解析ツール「Understand」の新版「同 6」日本語版を、同日より販売開始すると発表した。出荷は8月6日より開始される。

 Understandは、C/C++、Java、C#などのソースコードを解析し、その構造を可視化するソフトウェア解析ツール。関数や変数、ファイルといったソフトウェアを構成するさまざまな要素に関する情報を詳細に解析し、開発者がそれらの情報にアクセスできる環境を提供する。

 今回発表されたUnderstand 6では、2つのプロジェクトを比較・分析し、処理フローの差分を色分け表示するフローチャートグラフと、変更されたエンティティについて、コード行数やメトリクスの差分を一覧表示する機能が追加された。また、関数などのエンティティや依存関係の差分を色分け表示するグラフを改良しており、これらの差分分析結果から、構造上の変化を一目で確認できるようにしたという。

 さらに、C/C++(Strict)モード解析機能が強化され、クラスや構造体のメンバーオブジェクトの解析が可能になった。メンバーオブジェクトの参照情報から、メンバーオブジェクトが属している変数を特定し、インスタンスごとに構造体変数とメンバー変数を関連付けたリファレンス情報が提供されるようになっている。

 あわせて、各種機能や使い方を説明するポップアップヒントの追加や、メトリクスグラフの刷新、グラフのミニマップ表示など、ユーザビリティの改善も図られている。