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Salesforce、代理店向けのインセンティブ提供を支援する「Channel Incentive Management」

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は7日、販売代理店経由で製品・サービスを販売する企業が、代理店向けのインセンティブプログラムを効率的に運営できるよう支援するソリューション「Salesforce Channel Incentive Management」を、国内で提供開始すると発表した。

 Channel Incentive Managementは、パートナーの販売活動をリベートプログラムで支援をする「Salesforce Rebate Management」と、パートナーのロイヤルティプログラムで支援する「Salesforce Loyalty Management」(発表済み)の2つを組み合わせたもの。Customer360プラットフォーム上に構築されているため、Sales CloudやService Cloud、Manufacturing CloudなどのCRMとシームレスに連携し、あらゆるタイプの企業に、金銭的な払い戻しやポイントベースのリワード、還元も含めたチャネルパートナーのインセンティブプログラムを高度化する仕組みを提供するという。

 具体的には、リベートの種類とペイアウト期間を設定し、社内チームとパートナーにインセンティブ目標の達成状況を開示する機能を備えた。パートナーがインセンティブプログラム、支払い、達成状況を確認することで、適切な行動を促すと同時に、パートナーポータルを通じてコラボレーションを促進するとのこと。

 また、パートナーポータルへのログイン、研修への参加、新製品の販売などの行動にインセンティブを提供することにより、パートナーのライフサイクル全体でエンゲージメントを行うことが可能。さらに、金銭的インセンティブと行動インセンティブの両方を正確に管理し、報奨プログラムが収益に与える影響を可視化できる。これにより、共同マーケティング資金、バウチャー、プレミアムサポートなど、パートナーのニーズに合わせて相互に有益なインセンティブ提供を行えるとした。

 なお、パートナーがポータル経由で情報を得られる環境にする上では、Salesforce Experience Cloudの導入が必要となる。

 価格は、Rebate Managementが組織ごとに年間2880万円から、Loyalty Managementが組織ごとに年間4320万円から。