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名刺を読み取って参加者リストと自動照合――、Sansanが無人のイベント受付システム「Smart 受付」を提供

 Sansan株式会社は22日、法人向けセミナー管理システム「Sansan Seminar Manager」のオプション機能として、無人名刺受付システム「Smart 受付」を同日より提供開始すると発表した。

 Smart 受付は、オフラインイベント・展示会の受付などで利用できる無人名刺受付システム。Sansanがクラウド名刺管理サービス「Sansan」で培った独自OCR技術「DSOC OCR」を、受付業務に転用して開発された。ユーザー企業には、Smart 受付のアプリケーションがインストールされた専用端末(iPad)と設置台をセットで提供し、これらを受付に設置するだけで準備が完了する。

 来場者が自身の名刺を専用端末にかざすと、自動で名刺情報がスキャンされ、デジタル化されたデータがWeb申し込み登録時のデータと即時照合される仕組み。来場者は受付スタッフと接触することなく、受付を自動的に行えるという。また、事前登録がなくても受付対応が可能な機能も搭載しており、イベント主催企業の用途に合わせて設定できるとした。

 Sansanでは、安価にかつ簡単な準備で、新型コロナウイルス感染症対策として、非接触の無人受付環境を作れる点をアピール。また、受付フロー自体を高速化し、受付待機列の発生を抑えられるのみならず、名刺情報のデジタルデータ化までを自動で行えるので、受付業務やその後の来場者管理を省力化できるとしている。

 なおサービスでは、iPadと設置台、撮影用マット、ワイヤーロック、専用バッグ、モバイルルータ(希望者のみ)などの一式を提供し、価格(税別)は月額2万円、あるいは年間24万円。別途、Sansan Seminar Managerの契約となる。