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Sansan、セミナー開催を一元的に支援し効果の最大化を実現する「Sansan Seminar Manager」

 Sansan株式会社は8日、オフライン/オンラインに両対応した法人向けセミナー管理システム「Sansan Seminar Manager」を発表した。

 Sansan Seminar Managerは、企業のセミナー開催・運営の効率化を支援する、法人向けセミナー管理システム。募集ページ作成から、来場者フォーム、受付、ウェビナーの開催およびアンケート集計までをカバーしており、質の高いイベント運営と正確な来場者データベースの構築を実現するという。

 セミナーへの入り口となる募集ページは、Sansan Seminar Manager上にて開催概要を入力するだけで、あらかじめ用意されたテンプレートにより自動で作成可能。最短10分で作成からページ公開までを完了できるとした。

 また、Sansanが独自開発した入力フォーム「AIフォーム」を搭載し、AIがメールアドレスのドメインから所属企業名を推定する「会社名予測機能」により、フォーム入力を行う来場者は、自身で社名を手入力することなく、クリックだけで正しい社名を入力できるという。さらに、gmail.comなど独自に学習した約5000件のフリードメイン辞書を利用した「フリードメイン判定」により、セミナー主催者は、“会社のメールアドレス”を取得しやすくなるとのこと。

AIフォームのイメージ

 このほか、フォーム入力では「Smart Entry by Eight オンライン名刺」との連携も利用可能となっており、参加者はQRコードを撮影するだけで、自身のビジネス情報をイベントへの来場者登録に使えるようになる。

Smart Entry 登録導線(Eight オンライン名刺ユーザーの場合)

 オフライン開催時の受付では、Sansanが開発した専用端末を設置することにより、無人での来場受付が可能。来場者は自身の名刺を専用端末にかざすだけで、Web申し込み登録時のデータと即時照合され、受付が自動的に完了する。

 一方のオンライン開催時は、参加者ごとにウェビナー受付用のユニークなURLを発行・配布できる。来場者はこの受付用URLを経由してYouTubeやZoomといった配信サービスに遷移し、ウェビナーを視聴する仕組みとなっており、主催者がウェビナー登録者の参加/不参加を正しく把握できるようにしている。

 こうした一連の機能を利用することで、従来は複数のツールを使い分ける必要があったセミナー運営を、すべてSansan Seminar Managerで完結できるようになる点がメリット。これにより、セミナー運営の工数・コストを大幅に削減するとした。また、ウェビナーに慣れていない利用企業でも、ZoomやYouTubeといった配信用のツールを用意するだけで、簡単にウェビナーを開催可能になるとしている。

 さらに従来は、セミナーを開催しても、その来場者の登録情報が正確ではなかったり、誰が視聴したのか分からなかったりすることが多くあり、セミナー活動の効果を最大化できていなかったという。しかしSansan Seminar Managerを用いれば、Smart EntryやAIフォームで取得した正確な来場者データを、各種MAツールと連携したり、クラウド名刺管理サービス「Sansan」と連携したりできるため、来場者データを事業活動に生かすなど、セミナーの効果を最大化できるとのことだ。