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CTC、クラウド型データプラットフォーム「Snowflake」を販売開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は28日、米Snowflakeのクラウド型データプラットフォーム「Snowflake」を販売開始すると発表した。

 「Snowflake」は、企業に蓄積される膨大なデータを抽出し統合するクラウドサービス。企業の各部門に分散する大量のデータを一元的に集約し、データの分析や利用の目的に応じてデータを加工・蓄積するデータウェアハウス(DWH)を、クラウド上のサービスとして実現している。

 データを集約・加工する計算処理と、データを蓄積するストレージ機能を分離して実行する独自アーキテクチャを採用しているほか、処理の負荷に応じてCPU、メモリ、ディスクといったコンピューティングリソースを自動的に追加するオートスケール機能を備え、データ分析における複数処理の同時実行や高速化を実現できるという。

 また、さまざまなパブリッククラウドサービスからプラットフォームを選択可能な、マルチクラウドに対応したサービスとなっており、企業の既存システムの状況に応じて活用できる点も特徴とした。

 利用料金は、リソースの使用時間とサイズ、データの容量に応じた従量課金制を採用し、初期投資を抑えつつ小規模なデータ分析から利用することもできる。価格は年額100万円(税別)から。

 CTCは、Snowflakeのサービスを提供するのみならず、DWH/ビジネスインテリジェンス(BI)分野におけるシステム構築で培った経験・ノウハウをベースに、データ利活用、システム連携の構築、リプレースの支援や教育などのプロフェッショナルサービスを提供する考えだ。