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NSSOL、リアルタイムなビッグデータ分析を実現するクラウドデータプラットフォームを提供
2020年5月28日 15:32
日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は28日、クラウドデータウェアハウス(DWH)を提供する米Snowflake、次世代BIプラットフォームを提供する米Looker、クラウドデータウェアハウスに特化したデータ連携ソリューションを提供する米Matillionの3社と、パートナー契約を締結したと発表した。
NSSOLでは各社のサービスを連携させ、大量データを効率的に統合・管理して、リアルタイムなビッグデータ分析を実現するクラウドデータプラットフォームとインテグレーションサービスの提供を開始する。
NSSOLでは、多くの市場でデジタルトランスフォーメーション(DX)ビジネスの創出に向けたチャレンジが行われているが、これらの取り組みを成功させる鍵は、価値創出の源泉となるデータをいかに素早く活用できる状態にできるかという点にあると説明。新たに提供を開始する、Snowflake、Looker、Matillionの組み合わせによるクラウドデータプラットフォームにより、素早くデータが活用できる状態を実現できるとしている。
Snowflakeは、複数のクラウドで提供されるクラウドネイティブなデータウェアハウスサービスで、ストレージとコンピュートを分離した独自のアーキテクチャにより、高いクエリパフォーマンス・同時実行性能と運用管理負荷の削減を両立し、効率的な大量データの統合管理を実現する。先進的なクラウド技術により、柔軟なスケールアウトや企業間でのデータシェア、異なるクラウド間でのレプリケーションにより、より高度なデータ活用基盤を実現する。
Lookerは、クラウドやオンプレミスの多種多様なデータベースにアクセスし、データを分析・可視化できるBIの機能を持ったデータプラットフォーム。柔軟性とデータガバナンスを両立させたアジャイル開発を実現させ、ビジネスの変化に強いデータ分析環境を継続的に運用することを可能にする。
Matillionは、クラウドデータウェアハウス向けに構築されたデータインテグレーションツール。使いやすいインターフェイスでオンプレミスやSaaSからデータを連携し、フローを素早く簡単に作成できる。データをクラウドデータウェアハウスにロードし、分析などに向けて変換することができる。
これらの組み合わせによるクラウドデータプラットフォームにより、オンプレミスやSaaSなどに散在しているデータを素早く連携・統合し、優れた利便性と高いクエリパフォーマンスを持ったデータ分析環境を提供。スモールスタートを実現可能としながら、同時に増加するビジネス側の要求に対しても、即時に対応できる柔軟性を備える。
また、格納されたデータは高いセキュリティ管理下で社内外のユーザーとリアルタイムでデータを共有でき、日々進化・発展するクラウドエコシステムの新しいサービスとも容易に連携できるため、顧客の最適なデータ活用を後押しするとしている。
NSSOLでは、このクラウドデータプラットフォームの提供に加えて、データ分析、AIシステム構築技術を組み合わせることで、顧客のデータ利活用のさらなる高度化、DXの促進をサポートする。