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オープンソースの監視ツール「Zabbix 5.4」リリース、PDFレポート出力の搭載や障害検知の改善などを実施

 ラトビアZabbixは17日(現地時間)、オープンソース監視ソフトウェア「Zabbix」の新版「同 5.4」を提供開始したと発表した。PDFによるレポート生成や障害検知機能の改善など、30以上の機能強化を行っているという。

 Zabbixは、サーバー、ネットワーク機器、サービス、その他のITリソースを監視・追跡できるよう開発された、オープンソースの監視ソフトウェア。

 今回の新版では、ダッシュボード画面のコンテンツから日次、週次、月次のPDFレポートを生成し、メールを送信する機能を新たに搭載した。あらかじめレポート用のダッシュボード設定を行っておくことで、定期的なレポート作成を自動化できる。

 さらに、より柔軟な障害検知を行うために、トリガー条件式の設定書式をよりシンプルかつ柔軟に設定できるように改善。条件式で利用できる演算子、統計関数、算術関数、文字列判定関数も拡充している。

 このほか、収集済みのデータを集計する機能を強化し、より複雑な集計元データの選択や、ワイルドカードやタグを利用した集計が行えるようにした。キャパシティプランニングやビジネスレベルの監視、より高度な障害検知に利用できるという。また、以前から存在した2つの機能(アグリゲート、計算アイテム)を統合し、かつ設定のフォーマットをトリガー条件式と共通化したことにより、よりシンプルに利用可能となっている。

 さらにグラフィカル表示機能の強化を図るため、スクリーンをダッシュボードに統合。複数ページのダッシュボードも表示可能になったことから、さまざまなデータをダッシュボードに集約し、システム全体の稼働状況を把握するといったこともできる。

 なおZabbixは、おおむね1年半ごとに安定版がリリースされ5年間サポートが提供されるLTS(長期サポート:Long Term Support)と、6カ月ごとに安定版が提供されるポイントリリースの両形態で提供されており、今回提供開始となったZabbix 5.4は、ポイントリリースとなっている。

Zabbix 5.4 ダッシュボード